4月もあと数日で終わりです。今月は二回も長野県へ行きました。そのうちの一回は桜を見る為でした。 毎年桜が咲くたびに、嬉しい気持ちになる反面、焦るような気持ちも抱きます。それは、「花見に行かなければ!」という思いが頭をよぎるからです。もちろん、お花見を必ずしなければならないわけではありません。ただ、もしその機会を逃してしまえば、次はまた一年後になってしまうと思うと、つい気負ってしまうのでしょう。 よくよく考えてみれば、一年に一度しか見るチャンスがないのは桜だけではなく、季節ごとの花々も同じです。それでも、なぜか桜の花だけは特別に意識してしまうのです。そして、一度でもお花見ができると、まるで義務感から解き放たれたかのようにほっとします。そうするとさらに「もう一度お花見がしたい」という気持ちが湧いてくるのです。ただ、もう焦る気持ちはなく、行けなかったとしても別に構わない、だけどまだ行けるならお花見へ行きたいな、位の感覚になっているので気楽なものです。そのため、すでにお花見は済んでいるという安心感から、心に余裕がある状態で、まだ咲いている地域を探してお花見の計画を立てることができるのです。 期待していない分、予想以上に満開の桜に出会えると、より感激してしまいます。おまけみたいに思っていたのが、メインに変わった感じです。 今年の桜はこれで見納めだなと、納得した気分で次へと見送ることができました。