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アジサイの姿

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遠くから見ると色鮮やかで満開に見えたアジサイも、近づいてみると、すでに少しピークを過ぎた様子でした。 花が枯れるとき、花びらが散ってしまうものもあれば、形を保ったまま静かに色褪せていくものもあります。アジサイは後者で、花が開いたまま、ゆっくりとその鮮やかさを失っていくので、それを見ると少し寂しい気持ちになります。 今はまだアジサイの色も十分に美しいけれど、花びらにはどこか陰りが差しはじめていて、それがまるで梅雨の終わりを告げるかのようでした。 けれど、雨が似合うこの花だからこそ、枯れゆく姿に寂しさを覚えながらも、同時に「咲き切った」という潔さのようなものも感じることができました。 【花の散り方について】 花の「散り方」にはいくつかの種類があり、それぞれの植物によって特徴が異なります。主に以下の3つに分類できます。 ① 花びらが一枚ずつ落ちるタイプ このタイプでは、花が終わると 花びらがバラバラに落ちる のが特徴です。離層と呼ばれる細胞の働きによって、自然と一枚ずつ剥がれるように散っていきます。 代表的な花:桜、梅、バラ、コスモス など ② 花全体が落ちるタイプ 花ごとぽとりと落ちる のが特徴で、花の根元に離層ができることで一気に落下します。このタイプは見た目にインパクトがあります。 代表的な花:椿、ハイビスカス、サザンカ など ③ 形を保ったまま枯れていくタイプ このタイプは 花びらが散らずにそのまま色が褪せていき ます。乾燥や経年によってアンティークカラーに変化することもあります。 代表的な花:アジサイ、クリスマスローズ、ラナンキュラス など

直前の、夏の準備

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梅雨の前半に涼しくてちょっと肌寒いと感じた日があって、その時は長袖のTシャツの上に重ね着をしていたので、服装は春物に近い感じでした。梅雨の中休みで一気に夏っぽくなって、梅雨も後半に突入すると雨の日でも蒸し暑いので、そこで完全に春物の登場はなくなりました。 それでやっと夏物への衣替えとなり、引き出しの中身は夏服だけになりました。夏直前の、ギリギリではありますが。 あとは梅雨が明けるのを待つばかりです。

雨女、晴れ女

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午前中に降った雨は、なかなかの激しさでした。ちょうどその時、車を運転していたのですが、雨で視界が悪く、遠くの景色や歩いている人の姿も霞んで見えました。 やがて雨は弱まり、降ったり止んだりを繰り返していましたが、どうやら私は、もっとも激しく降っていたタイミングで出かけていたようです。 夕方、雨がすっかりあがった空を眺めながら車内で軽食を摂りつつ、普段から、私が出かけるとすぐに雨が降り始めることが多い気がするので、もしや「雨女」なのでは…?と思いました。とはいえ、短時間の雨にばかり遭遇しているせいか、そのあと雨が止むことも多く、ということは…ちょっと強引かもしれませんが、あえて言うなら「雨上がり女」?もしくは、雨が降ってもすぐ止むのなら、むしろ「晴れ女」と言えなくもない…とか。 もし雨上がりに虹が出たら、こんどは「虹女」になれるのでしょうけどね。

梅雨の後半

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計画していたコの字ラックを作りました!作業を何回かに分けようかとも思っていたのですが、そのままにしておくと部屋が片付かないので、三つとも一気に作りました。 これで部屋がちょっとスッキリしました。 ところで天気予報によると、この先しばらくは雨続きとのこと。梅雨の中休みが終わって後半がスタートという感じですね。その後はいよいよ本格的な夏の到来…!ちょっぴり苦手な雨の日も、溜まっている用事をこなすのに、ちょうどいいのかもしれません。少しでも早く終わらせて、スッキリした気持ちで夏を迎えてみたいです。

夏に至る

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まだまだ扇風機でしのげる程度の暑さとはいえ、やっぱり暑いし、汗はかきますね。 本格的な夏を前にして、まだ引き出しの中に残っている長袖のTシャツを、そろそろ全部半袖のTシャツに入れ替えた方がよさそうです。長袖は、日焼け防止や冷房対策で上に羽織るものが一、二枚あればいいので。 ところで今日は夏至ですね。今日が夏に至るというよりも、今日から夏に至るまで、いよいよ加速度をあげるぞ、といった感じでしょうか。その始まりにふさわしい暑さでした。 夏至(げし)について 夏至は、二十四節気の一つです。二十四節気とは、太陽の動きを基に1年を24等分したもので、季節の移り変わりを示す指標として用いられています。 夏至の定義と特徴 夏至は「夏に至る」と書かれ、暦の上では夏が本格的に始まる時期とされます。**北半球においては、一年で最も昼の時間が長くなり、太陽の南中高度が最も高くなる日です。**太陽が地平線から最も高く昇るため、日中の日照時間が最大となります。 日照時間の変化 夏至を境に、北半球では日照時間が徐々に短くなっていきます。しかし、これは気温の変化に直結するものではなく、夏至以降も気温は上昇し、夏の盛りを迎えます。 夏至と文化 夏至にまつわる伝統や風習は、地域によって多様です。特定の食べ物を食したり、行事を行う地域が存在しますが、これらの習慣は二十四節気としての夏至の定義とは区別されます。

三島の清流 源兵衛川 Genbe River: Mishima's Clear Stream

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白いアジサイ、アナベル

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梅雨の時に咲く花といえば、真っ先に思い浮かべるのはアジサイです。ちょうど今、あちこちで美しく咲いたアジサイを見ることができます。どれも魅力的ですが、私は特に青いアジサイに惹かれます。とはいえ、赤紫も素敵ですし、結局どの色も心を奪われます。 ところで白いアジサイがあることを、私は去年に知りました。だから初めて見た時、とても驚きました。それまでアジサイといえば鮮やかな色ばかりで、まさか白があるとは思ってなかったからです。 その白いアジサイ、アナベルの存在を知ってからは不思議と、アナベルをよく見かけるようになりました。私にとっては一度見たら忘れられないほどのインパクトがある花なので、過去に見たことがあったとしても気に留めていなかった、ということはないはずなのです。 それでも、アジサイには白もあるのだと認識した上でも、やっぱり雨に似合うのは鮮やかな色のアジサイだな…と思うのです。白い色ももちろんきれいですが、晴れ間の少ない梅雨の時期、青空が見えない分、アジサイが鮮やかな色で咲き誇っているようにも感じるからです。 ────以下、アナベルについて──── アナベルってどんな花? アナベルは、セイヨウアジサイ(Hydrangea macrophylla)とは異なり、アメリカ原産の**アメリカアジサイ(Hydrangea arborescens)**の一種です。学名は「Hydrangea arborescens 'Annabelle'」。最大の特徴は、直径20~30cmにもなる、ふんわりとした半球状の大きな白い花房です。 一般的なアジサイが土壌のpHによって花色が変わるのに対し、アナベルは 土壌のpHに左右されず、常に純白の花を咲かせます 。咲き始めはやや緑がかった白で、満開になると純白に、そして咲き進むにつれて再び緑がかり、やがてアンティークなベージュへと変化していく過程も楽しめます。 また、新枝咲きのアジサイであるため、 剪定の時期を気にせず、毎年花を楽しめる のも大きな魅力です。初心者の方でも育てやすく、庭木としても、切り花としても人気があります。 アナベルの主な特徴 学名: Hydrangea arborescens 'Annabelle' 分類: アジサイ科アジサイ属 原産地: 北アメリカ東部 開花時期...